林檎舎ニュース

投稿日:2016/07/15(最終更新:2016/08/17)

首都高速 熊野町ジャンクション火災事故のタンクローリー横転・炎上事故で約32億円の支払い命じる判決

首都高速 熊野町ジャンクション火災事故のタンクローリー横転・炎上事故で約32億円の支払い命じる判決

2008年8月3日、東京都板橋区の首都高速5号線池袋下りを走行中のタンクローリーが「熊野町ジャンクション」内の急カーブを曲がり切れずに横転・炎上した事故(熊野町ジャンクション火災事故)で、首都高速道路(東京都)が運転手の男性(業務上失火罪で有罪確定)、運送会社、依頼元の出光興産に対して復旧費用や通行止めで受けた損失分の賠償を求めた訴訟の判決が7月14日、東京地裁であり、「事故の原因は運転手らにある」として、約32億8900万円の支払いを運転手と運送会社に命じた。

首都高側は、出光興産に対しても「下請けを指揮監督しており、使用者責任がある」として損害賠償を求めていたが、出された判決では「発注者にすぎない」として退けた。

この事故の原因について、判決は「運転手がカーブに20~30キロの速度オーバーで進入した」と認定したうえで、運転手の男性に重大な過失があると認めたもの。

支払いを命じられた群馬県高崎市の運送会社「多胡運輸(たごうんゆ)」は「控訴するつもりはないが、廃業し賠償金を払うのは難しい」とコメントしている。

8月17日、多胡運輸は8月4日に前橋地裁高崎支部より破産手続き開始決定を受けたと報じられました。

熊野町ジャンクション火災事故

2008年8月3日(日)午前5時52分、首都高速道路の5号池袋線下りを走行中のタンクローリーが「熊野町ジャンクション」内の急な右カーブを曲がり切れずに横転、左側側壁に衝突する事故が発生した。

タンクローリーは群馬県高崎市の運送会社・多胡運輸所有で、東京都江東区の油槽所から埼玉県さいたま市のガソリンスタンドに向けてガソリン16キロリットル、軽油4キロリットルを輸送していた。

この事故で運転手は腰を強く打ち重傷、積み荷は5時間半あまりに渡って炎上し、同日11時34分に鎮火した。

火災の熱により上下2階建て構造で上を走る上り線の路面がゆがみ、鉄製の橋桁が長さ40mに渡って変形、最大60cm沈み込んだ。また、熊野町ジャンクションの近隣のマンションの外壁が火災の熱で焼けるという単独車両による事故としては国内史上最大規模の損壊事故となった。

賠償請求払えず破産手続き開始

多胡運輸(株)(TSR企業コード:270271104、法人番号:4070001009600、高崎市箕郷町上芝541-2、設立平成4年11月、資本金1200万円、多胡茂美社長)は8月4日、前橋地裁高崎支部より破産開始決定を受けた。破産管財人には都木幹仁弁護士(ぐんま法律事務所、同市昭和町224-1、電話027-326-6001)が選任された。なお、多胡茂美社長は逝去しており、上野法律事務所の上野猛弁護士が仮代表に就任している。負債総額は約33億円。

2008年に起きた熊野町ジャンクション火災事故による損害賠償請求を首都高速道路(株)などから起こされており、2016年7月に多胡運輸と運転手に対し32億8900万円の支払い判決があり、今回の破産措置となった。


この事故の損害賠償請求裁判で32億円の支払い命じる判決

ネットの反応は?

ネットニュースのコメント欄では32億円の支払いを命じた裁判所の判決に驚きの声があがる一方、「払える訳ない」といった意見も。14日の判決では運転手と運送会社に対して支払いを命じており、今後の動向が気になる判決でもあります。
そもそも首都高狭すぎ!!一番都会で人口も多いのにあの狭さは日本一!大型車じゃ怖いとこもある。高速側にも責任ある!!
ま、実際に支払うのは保険会社だろうけどね。
速度超過と裁判で過失認められてるから、保険金は下りにくい。
32億円てショボい運送会社なら破産する額だな。制限速度超えての事故なら保険下りないんじゃない。誰かが払わないと結局は都民が納めた税金で支払われることになるからね。
相手が大きいから請求を大きくした感があるが。請求そのものは当然だろうね。
実際の復旧費用に対して何%くらいかしらんが、そのくらい厳しくしないと事故はなくならない。
修復費だけでも32億円では赤字の可能性もあるし、多く見積もり過ぎている可能性もある。
少年法など、特に故意の犯罪に関しても厳しくするべき。
これってJCTで起きたやつでしょ?
首都高のJCTの法定速度って確か40キロ
そこから速度オーバー計算してたら60キロ〜70キロって事なのか?
これでトラックの乱暴運転が少しでも改善されるといい。
車間距離がないのに突然の進路変更。あおり。スピード出ないのに追い越し車線に来るし。
事故りたいんだろ!と思う運転が多い。
ローリー所有企業は数十~数百億の売り上げあるから分割で支払っていける。また、多数の車を所有する運送業は任意保険には入りません。
保険費用が数千万にも及ぶため、自腹で足りる計算をしているのです。
で、会社は従業員の運転手を重大な就業規則違反があったとして、損害賠償訴訟を起こし、すべての責任を運転手にかぶせる。
結局、自己破産するのは運転手だけという話
道路公団の言い分はわかるけど…事故通行止め等に巻き込まれて何時間も動きを止められて、情報さえ伝えない道路公団、交通機動隊には、いつも腹がたつ!
判決はそうでてもまず払われないな
もう少し現実味のある金額じゃないとな
この判決は見せしめ?
運転手と運送会社だけだと絶対取りっぱぐれることがわかっているから、ダメもとで、支払い能力がある出光も入れたわけね。
残念でしたね。
現実的な話、タンクローリーの積載した可燃物で高温照り焼きになった真上の高架線と路面なんて本来のコンクリートの強度完全に喪失してますよ?
あの区間走行禁止にしてもいいくらいに。
造り直すこと考えたら32億なんてバーゲン価格だ。

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