- MacBookProの防水対策:キーボードカバーを使う、スタンドを使う、プラスチック袋を使う、防水バッグを使う、水物をパソコンのそばに置かない
- 防水ケースについて:インナーケースとカバーケースがある。ケースを購入する際は、「MacBookのモデル」「ケースの素材」「使いやすさ」で選ぶ
現代では、仕事をするうえでパソコンは必要不可欠な存在となりました。
MacBookを含めたパソコンは精密機器なので雨や衝撃などの外的要因からの影響で電源が入らなかったりデータが消えたりと故障しやすく、大切に扱わなければいけません。
防水対策はそこまで手間もお金もかかりませんが、いざ水濡れで修理に出すとなると3万円前後~10万円以上かかる場合もあり、新しいMacBookを買った方がマシな場合もあります。
というわけで、MacBookが水没して壊れないように、今回はMacBookの防水対策について紹介していきます。
防水対策の必要性
パソコンを水にさらすことは普段の生活の中でそこまでないので、防水対策を疎かにしている人も多いと思います。
また、どうやればいいのかよく分からない人もいるかもしれませんね。
パソコンが水に濡れると、パソコン内部の金属を腐食させてしまったり、マザーボード(コンピュータを動かすのに必要不可欠な部品)の故障につながったりします。
防水対策をしていないと、次のような症状が出る可能性があります。
- 電源が入らない
- キーボードが打てない
- 異常エラーが出る
- データが消えた など
この部分を水濡れなどで故障したとき、MacBookを修理に出すと高額になる傾向があります。
Appleの保証であるAppleCare+が使えたとしても33,800円、AppleCare+に入っていたとしても、水没が原因で激しく損傷している場合は補償対象外(その場合は十数万円)になってしまいます。
そのため、MacBookの防水対策はやっておいた方が良いでしょう。
そこまで手間のかかることではないので、今回の記事を参考にして対策してみてくださいね!
MacBookの防水対策について
MacBookの防水対策は、パソコンを使用しているとき、雨の日に持ち運ぶとき、様々なシチュエーションで対策しなければいけません。
MacBookの防水対策は主に5つあります。
- キーボードカバーを使う
- スタンドを使う
- プラスチック袋を使う
- 防水バッグを使う
- 水物をパソコンのそばに置かない
キーボードカバーを使う
MacBookにはキーボードと本体の間に隙間があり、作業中に飲み物をこぼしてしまった場合、この隙間から水分がパソコン内部に侵入する可能性があります。
しかしキーボードカバーを使うことで、MacBookの内部に水分が入っていくことを防ぐことができるでしょう。
また防水対策のほかにも、パソコン内部にホコリが入るの防ぐこと、傷がつくのを防ぐ効果もあるので、MacBookをキレイに保つためにもキーボードカバーを使うことをオススメします。
キーボードカバーは種類が多く、値段は数百円~数千円までと様々なので、購入するときにどんなキーボードカバーを買えばいいのか迷ってしまいます。
そのためキーボードカバーを購入する際に、下の3つのポイントに注目して選びましょう。
- 材質
- MacBookの機種
- キーボードカバーのデザイン
材質
キーボードカバーで多く使われている材質は「シリコン」と「TPU」の2種類です。
シリコンは安く購入でき、材質が柔らかいことが特徴で、キーボードカバーとして最も使われています。
シリコンの欠点として、長い期間使用すると劣化して変色したり、キーボードにくっついてしまう可能性があります。
そのためシリコン素材のキーボードカバーを使う場合は、定期的に新しいカバーと交換する必要があります。
それに対しTPUは、プラスチックの一種であり熱可塑性ポリウレタンの略です。
TPUの特徴として、プラスチックの丈夫さを持ちながら弾力性も備わっており、柔らかいことが挙げられます。
そして長期間使用してもキーボードに張り付くことはなく、表面が滑らかなためホコリが付着しずらい特徴もあります。
TPUの欠点は透明のカバーばかりでデザインの選択技が少ないこと、またシリコンに比べて素材が固いということです。
MacBookの機種
キーボードはMacBookの機種によって異なります。そのためキーボードカバーもパソコンの機種に合うものを選ばないといけません。
またMacBookの機種を確認する際に注意するのが、「JISキーボード」か「USキーボード」のどちらかということです。
JISキーボードとは日本語入力に特化したキーボードで、家電量販売店で購入した場合は、基本的にJISキーボードが搭載されています。
それに対しUSキーボードは英語入力に特化しているキーボードで、ネットショップから購入した場合は、USキーボードになっている場合があります。
キーボードカバーを購入する前に、自分の使用しているMacBookのキーボードがどのタイプのキーボードか確認することをオススメします。
キーボードの規格の確認方法ですが、ボタンに日本語が記載されているのは、JISキーボードーです。
USキーボードの場合は、ボタンに英語しか記載されていません。
ボタンに日本語と英語が記載されていたら「JISキーボード」、ボタンに英語しか記載されていなければ「USキーボード」たど思っていいでしょう。
キーボードカバーのデザイン
市販のキーボードカバーは様々な配色があるので、自分好みのカバーを選ぶことができます。
MacBookはシンプルなデザインでカッコいいですが、全て同じデザインでオリジナリティがありません。
自分の色を出すためにも、キーボードカバーをデザインで選ぶのも一つだと思います。
オススメのキーボードカバー
・moshi Clearguard MB
出典:moshi
- 値段:3,000円~
- 材質:TPU
キーボードカバーにしては値段が高い商品ですが、丈夫で、キーボードに張り付かないなど、長期間キーボードカバーを使いたい方にはオススメの商品です。
Clearguardの特徴として、カバーの厚さが0.1mmと超極薄で、カバーがないときとの違和感がなく、粘着剤でキーボードにくっつけるので、ズレることがありません。
またカバーが汚れた場合に水洗いもできるので、キーボードカバーを清潔に保つことができます。
キーボードカバーを何度も買い換えたくない人、キーボードカバーの手触りを気になる方にはClearguardがうってつけの商品でしょう。
・A-VIDET キーボードカバー
出典:amazon
- 値段:469円
- 材料:TPU
「とりあえずキーボードにカバーしてみようかな」と、キーボードカバーを買うか迷っている方にオススメなのが、A-VIDETのキーボードカバーです。
何と言っても値段が安く、さらに厚さが0.13mmと超極薄なのがタイピングしたときの違和感も少ないです。
キーボードカバーを初めて使用する方は、お試しとしてA-VIDETのキーボードカバーを購入してみるのも良いんじゃないでしょうか。
・Se7enline キーボードカバー
出典:yahooショッピング
- 値段:899円
- 素材:シリコン
MacBookを自分好みにカスタマイズしたい方は、このキーボードカバーがオススメです。
このキーボードカバーはカラーバリエーションが多く、自分の好きな配色のカバーを購入することができます。
値段もお手頃なので、手が出しやすい商品でもあります。
スタンドを使う
MacBookを使用中の防水対策として、ノートパソコン用のスタンドを使うこともオススメです。
スタンドの上にパソコンを置くことで、飲み物を机の上に置いたときよりも、高い位置にMacBookを置くことができます。
もし飲み物を溢してしまっても、机よりも高い位置にMacBookがあるので、パソコンが水没する心配はありません。
スタンドには4種類あり、
- 浮遊型スタンド:MacBookを浮かせて置くことができるスタンド
- 傾斜型スタンド:MacBookを傾斜をつけて置くことができるスタンド
- 垂直型スタンド:画面を閉じた状態でMacBookを立たせるスタンド
- ポータブル型スタンド:MacBookを持ち運ぶのに便利なスタンド
防水対策としてスタンドを使うのであれば、浮遊型のスタンドが適しており、浮遊型スタンドの相場は3,000円〜8,000円程です。
出典:bestand
*浮遊型スタンド
プラスチック袋を使う
梅雨の時期や夏の通り雨など、外出先で雨が降ったっときにカバンに入っているMacBookが心配になることが多々あります。
そんな外出時の防水対策として、MacBookをジップロックなどのプラスチック袋に入れて持ち運ぶ方法があります。
急な雨が降ったしても、カバンに一枚、ジップロックを入れておくと安心できるでしょう。
防水バッグを使う
雨の防水対策としてバッグを防水のもにする方法もあります。
防水バッグはアウトドア系のものが多くなってしまい、ビジネスで使用する方には不向きかもしれませんが、防水バッグを持っているときほどの安心感はありません。
防水バックには「防水」と「完全防水」の2種類のバックがあります。
防水とは、水を通さない生地が使用されているバックのことで、通常の雨であれば、バックの中まで浸水することはないでしょう。
それに対し完全防水とは、防水の生地に加え、縫い目やジッパーにも防水処理がされているため、海や川などのアウトドアでも使用することができます。
防水バックの相場は「防水」「完全防水」に関係なく、安いもので3,000円、高いものになると1万円以上になるほど様々なものがあるので、自分好みのバックを購入するのが一番だと思います。
水物をパソコンのそばに置かない
これまで防水対策について紹介してきました、一番の対策はMacBook周りに飲み物などの水物を置かないことです。
飲み物の容器はカップや紙パック、ペットボトルなど様々ありますが、万が一PC周りに容器を置くのであれば、出来る限り倒れたとしても溢れないようにフタ付きの物を置くようにしましょう。
MacBookにはキーボードやタッチパットの間、そしてディスプレイとの繋ぎ目の空気孔など、パソコン内部に水分が侵入できる隙間がたくさんあります。
そして水滴がたとえ一滴でもマザーボードの重要な部分に付着し、ショートや錆の原因になって故障する場合もあるので、できる限り水物はMacBookから離して置くことをオススメします。
オススメの防水ケースについて
MacBookを水分から守るために防水ケースを使うのもオススメです。
防水ケースを使うことで水分からだけでなく、傷や汚れからもMacBookを保護することができ、パソコンを長期間キレイに保つためことができます。
防水ケースの種類
MacBookのケースはインナーケースとカバーケースの2種類があります。
インナケースとは、傷や衝撃からMacBookを守る保護ケースのことです。
素材には布製かレザーが使用されており、布製のインナーケースは傷や衝撃に強く、レザーは水に強いです。
そして充電器などの周辺機器を収納できるケースや、防水に対応しているケースなど、様々なタイプのインナケースがあります。
それに対しカバーケースは、MacBook本体に直接カバーするケースのことです。
カバーケースは本体を直接覆うことから、使用中にもMacBookを守れること、見落としがちな底面が傷つくのを防ぐことができます。
またカバーケースは大きく2種類に分けられ、ハードケースと呼ばれる傷や水に強いケースと、ソフトケースと呼ばれる、衝撃に強いケースのがあります。
インナーケースのオススメ
- WIWU 裏起毛 PCインナーバッグ
出典:yahooショッピング
このインナーバッグは衝撃に強く、防水性を持ったケースです。
防水加工された生地を使用しているので、雨の日にも問題なく持ち運ぶことができます。
さらにポケットも多く備えられているので、収納力が高いケースでもあります。
- ルピナス パソコンバッグ
出典:楽天市場
ショルダーストラップが付いているこのケースは、MacBookを持ち歩くのに適しています。
またサイドポケットも備わっているので、周辺機器をまとめて収納することもできでしょう。
- モバイルガジェット専門店Animato ノートパソコン ケース
出典:yahooショッピング
ウェットスーツに使われている素材を使用したこのケースは、衝撃に非常に強く、MacBookを大切に保護してくれます。
ケースの他にマウスなどの小物類を収納できるポケットも付いているので、使い勝手のよいケースです。
カバーケースのオススメ
- Mosiso MacBook Pro 専用 プラスチック ハードケース
出典:sanwa supply
ポリカーボネートと素材で作られたMosisoのケースは、柔軟性と耐久性を持っているうえに、プラスチック素材の一つなので、水を通さない素材でもあります。
そして放熱スリットと呼ばれる、熱を逃がすための隙間が下部に開いているため、MacBookに熱がこもりにくくなっています。
デザインの種類も多いMosisoのカバーケースは、人気の高いケースの一つでしょう。
- タブレットスマホケース モバスタ MacBook ケース
出典:楽天市場
モバスタのカバーケースもポリカーボネート素材でつくられているので、軽量で丈夫なカバーケースです。
カラーバリエーションが14つあり、自分好みのMacBookにデザインすることもできます。
- icasecreative ハードシェルケース
出典:yahooショッピング
icasecreativeのカバーケースはマット加工されているため、加工されていないカバーよりも傷や汚れが目立ちにくいつくりになっています。
他のカバーケース同様に、衝撃に強く防水性もあるケースです。
ケース購入時の注意点
MacBookのケースを購入する際に注意点するポイントが3つあります。
- MacBookのモデルに合わせて選ぶ
- ケースの素材で選ぶ
- 使いやすさで選ぶ
MacBookのモデルに合わせて選ぶ
MacBookはモデルによって本体のサイズ、ケーブルの差し込み口の位置などが違います。
ケースを購入する際は、自分の持っているMacBookのモデルに対応しているか確認してから、購入しましょう。
MacBookのモデルは、左上のAppleマーク>このMacについて>概要で確認することができます。
ケースの素材で選ぶ
MacBookのケースは様々な素材が使われています。
インナケースであれば、傷や衝撃に強い布製や、水に強いレザーなどです。
カバーケースのであれば、プラスチック素材の一種であるポリカーボネートでつくられたハードケースや、PUレザーと呼ばれる合成革でつくられたソフトケースがあります。
そしてハードケースは衝撃に強く防水機能があり、ソフトケースは割れにくい特徴があります。
それぞれの素材は一長一短です。MacBookの用途や使い方に合わせて素材を選ぶといいでしょう。
使いやすさで選ぶ
ケースの使いやすさも、ケース選びでは重要なポイントです。
インナーケースには、持ち手がケースと一つになっているショルダーストラップ付きのものや、充電器やマウスなどの周辺機器を入れることができるポケットが備わっているケースもあります。
カバーケースの場合には、ケースの底面に滑り止めのゴム脚が備わっていたり、パソコン使用時の熱を逃がすために放熱スリットが開いているものもあります。
ケースを購入する前に、どのようにしてケースを使うのかイメージしてから購入することをオススメします。
まとめ
MacBookProの防水対策をまとめると・・・
<MacBookの防水対策>
- キーボードカバーを使う
- スタンドを使う
- プラスチック袋を使う
- 防水バックを使う
- 水物をバックのそばに置かない
<キーボードカバーの選ぶポイント>
- 材質
- MacBookの機種
- キーボードカバーのデザイン
<スタンドの種類>
- 浮遊型スタンド:MacBookを浮かせて置くことができるスタンド(防水対策にオススメのスタンド)
- 傾斜型スタンド:MacBookを傾斜をつけて置くことができるスタンド
- 垂直型スタンド:画面を閉じた状態でMacBookを立たせるスタンド
- ポータブル型スタンド:MacBookを持ち運ぶのに便利なスタンド
<防水ケースの種類>
- インナーケース:傷や衝撃からMacBookを守る保護ケース
- カバーケース:MacBook本体に直接カバーするケース
<ケース購入時の注意点>
- MacBookのモデルに合わせて選ぶ
- ケースの素材で選ぶ
- 使いやすさで選ぶ
今回はMacBookの防水対策を紹介してきました。
MacBookは高価なパソコンで、一度故障してしまうと、修理するのに高額な費用がかかってしまいます。
MacBookを水没から守るために、今回の記事を参考にしてもらえたらと思います。