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Apple|ProDisplayXDRとは?価格や解像度を調査!

  • Pro Display XDRとは:2019年12月に販売が開始されたAppleの純正ディスプレイ
  • 価格:標準ガラス:529,800円(税別)、Nano-textureガラス:599,800円(税別)
  • Pro Stand(専用スタンド):Pro Display XDRとPro Standは別売り、価格:106,800円(税別)
  • Pro Display XDRの性能:画面サイズは32インチ、標準ガラスとNano-textureガラスを選択可能、Retina6K、6016×3384ピクセル(2,040万ピクセル)、解像度:218ppi、XDR採用、輝度:1,000ニトの持続輝度、コントラスト比:1,000,000:1、カラー:P3広色域、10ビット深度

ハイクオリティな商品を輩出し続けるAppleが、2019年12月に新商品の販売が開始されました。

そして今回の新商品の一つに「Pro Display XDR」というディスプレイがあります。

Appleの純正ディスプレイということで、ハイスペックなディスプレイなのは予想がつきますが、一体どんな仕様をもっているかは、説明欄を読んでもハイスペックすぎて理解できない部分が多くあります。

そこで今回は、この「ProDisplayXDR」がどのようなディスプレイなのかを解説します!

Apple|ProDisplayXDRとは?

出典:Apple

Pro Display XDRは、2019年12月にAppleで発売を開始した、約8年ぶりとなるApple純正ディスプレイです。

8年ぶりの新商品ということで、ディスプレイのスペックも最先端です。

 

Pro Display XDRの性能をご紹介します。

  • 画面サイズ:32インチ(標準ガラスとNano-textureガラスを選択可能)
  • ディスプレイ:Retina6K、6016×3384ピクセル(2,040万ピクセル)、218ppi
  • XDR(Extreme Dynamic Range)
  • 輝度:1,000ニトの持続輝度
  • カラー:P3広色域、10ビット深度

性能が凄いかどうか、初めて聞く言葉だらけで全くイメージができない人も多いと思います。

 

そこでPro Display XDRの仕様がどれぐらい凄いのか、価格・仕様ともにMacBookや既存のディスプレイなどと比較して解説していきます。

価格について

ProDisplayXDRの価格

ここまで紹介してきたPro Display XDRの気になる値段は、下の通りです。

  • 標準ガラス:529,800円(税別)
  • Nano-textureガラス:599,800円(税別)

注意して頂きたいのは、ディスプレイだけでこの値段ということです。

Apple商品である各値段はMacBookProは20~30万円、iMac Proで55万円。

Pro Display XDRはディスプレイとしての役割だけでiMac Proと同じ値段だと考えると、かなり高額な商品だと感じます。

しかもPro Display XDRはあくまでもディスプレイ単体の値段で、ディスプレイを支えるスタンドは別で購入しなければいけません。

 

なぜ、ディスプレイだけでここまで高い値段になるのかというと、それはプロ向けにデザインされているからです。

iMacのデュアルディスプレイでオススメされている商品にDELLの「U2718Q」があり、このディスプレイの金額は7万円台と一般の方でも購入できる金額になっています。

出典:DELL

仕様

  • 画面サイズ:27インチ
  • ディスプレイ:4K、3840×2160
  • パネルタイプ:IPS
  • 輝度:350ニト
  • コントラスト比、1300:1
  • 価格:76,800円

U2718Qの画面サイズは27インチとiMacと同じ画面サイズなので、2つの画面を合わせて見たときにストレスなく作業をすることができます。

またパネルタイプの「IPS」とは、高画質・色再現度が高い特徴を持ったディスプレイのことで、iMacを使って写真編集や動画編集などクリエイティブな作業をする人に向けられたモニターです。

U2718Qは画面の向きを縦横自由に変えることができるので、ProDisplayXDRと同じように使うことができます。

U2718QはiMacと同じ画面サイズで高画質なディスプレイのことから、iMacのオススメされているデュアルディスプレイの一つと言えるでしょう。

ProDisplayXDRとU2718Qの違い

ProDisplayXDR

U2718Q

画面サイズ 32インチ 27インチ
画素数 Retina6K 4K
パネルタイプ XDR IPS
輝度 1,000ニト 350ニト
コントラスト比 1,000,000:1 1,300:1
価格 529,800円〜 76,800円

ディスプレイの性能・仕様に関して言えば「ProDisplayXDR」の方が画素数、輝度、コントラスト比、全てにおいて優っているので、高画質の映像を求めるのであれば「ProDisplayXDR」が適しています。

しかしProDisplayXDRは高画質すぎて、これほどの画質が求められる仕事・作業は各業界のプロなどに限られることでしょう。

さらにProDisplayXDRの価格は本体だけで50万円以上もするほど高価なので、一般の方には手が出しにくディスプレイでもあります。

それに対しU2718Qは価格が約7万円と、ProDisplayXDRよりも圧倒的に安いうえに画素数は4Kもあるので、画像編集や動画編集をする方に十分な画質を持ったディスプレイです。

 

ProDisplayXDRはハイスペックのMacを使いこなし、画像一つ一つにこだわりを持って作業・確認をする、プロ向けのディスプレイ。

それに対しU2718Qは各業界のプロとまではいかないが、仕事や趣味でこだわった画像編集や動画編集をする一般向けのディスプレイだと言えるでしょう。

プロと同等、それ以上を目指す方にはProDisplayXDR、クリエイティブな作業をする一般の方にはU2718Qが適したディスプレイだと思います。

ProStandの価格

出典:Apple

Pro Display XDRには、ディスプレイと同時にPro Standと呼ばれる専用スタンドも開発されており、別売りなのでスタンドもあわせて購入する必要があります。

Pro Standの値段は106,800円(税別)。

 

Pro Standはディスプレイを回転させながら簡単に横向きや縦向きに変えることができ、マグネットで固定されていることから、取り付け・取り外しも簡単にできるようです。

とは言っても、スタンドで10万円。最新iPhoneが1台買えることができる値段なので、スタンドの値段としてはかなり高いとは感じます。

仕様について

画面サイズ

出典:Apple

Pro Display XDRの画面サイズは32インチ。

32インチの大きさとは、縦:39.8cm、横:70.8cm、MacBook Proの最も大きいサイズが16インチなので、その倍の大きさの画面サイズということです。

また32インチのサイズは、一人暮らしにオススメのテレビサイズとしてよく挙げられます。

大きすぎて場所を取ることもなく、画面で確認するには小さすぎないため、一人で作業するには丁度いいサイズと言えます。

仕上げ

Pro Display XDRの仕上げは、標準ガラスとNano-textureガラスの2種類から選ぶことができます。

標準ガラスには反射防止コーディングガラスが使用されており、画面の反射を抑え、画面を見やすくする効果があります。

iMacやMac Bookのディスプレイにも使用されているのが、この標準ガラスです。

 

それに対しNano-textureガラスは、ディスプレイの表面にNano-textureと呼ばれる処理を施し、標準ガラスでは抑えきれない表面のざらつき、靄(もや)を軽減する効果があります。

標準ガラスからNano-textureにアップグレードするには追加で7万円かかります。

ディスプレイ

出典:Apple

Pro Display XDRのディスプレイの性能は以下の通りです。

  • Retina6K
  • ピクセル数:6016×3384ピクセル(2,040万ピクセル)
  • 解像度:218ppi
  • XDR(Extreme Dynamic Range)
  • 輝度:1,000ニト
  • コントラスト比、1,000,000:1
  • カラー:P3広色域、10ビット深度

Retinaディスプレイ

Retina(レティナ)ディスプレイとは、高解像度、高画素密度のディスプレイのことをいい、iPhone6以降の全ての機種、また最新MacBookの全てのディスプレイにRetinaが搭載されています。

そしてPro Display XDRのディスプレイは「Retina6K」と、水平画素数は約6,000の画素数を表示することができる、非常にキレイな映像を表示できるディスプレイです。

画素数

画素数というのはデータの量を表す用語で、画素数が多いほど画像がキレイに映ります。

また、近頃テレビやyoutubeで見かけるようになった画素数を表す単位として「K」(4K対応、のように)というのがあります。

この「K」とは「キロ」のことで、1K=1,000画素数のことを示しています。

もし4Kと表示されていれば、水平の画素数が約4,000と意味しており、その場合の全体(横縦合わせた)の画素数は約830万画素数です。

 

一昔前だとハイビジョンと呼ばれる「HD」が高画質だと言われていましたが、HDの画素数は約200万なので、4KのディスプレイはHDの4倍、画面が綺麗に見えるということです。

 

今回の新発売されたPro Display XDRの画素数は6Kということで、横6016、縦3384ピクセルということで、合計2,040万ピクセル。

最新MacBook Proが3Kなので、Pro Display XDRの画素数はMacBookの倍以上に綺麗ということになりますね!

解像度

解像度とは、データの密度を表した度合いで、解像度が高いほど画像が滑らかに表示されます。

単位は「dpi」や「ppi」と違いますが、ほとんど同じ意味合いなので、この2つは全く同じものだと捉えていいでしょう。

Pro Display XDRの解像度の単位は「ppi」で、解像度は218ppiです。

適切な解像度は、画面サイズがA1サイズ(594×841mm)までなら、200~300ppiが適切だと言われており、Pro Display XDRは十分な解像度を持っていることになります。

XDR(Extreme Dynamic Range)

ディスプレイで人間が見えている明るさと暗さを表現するのは、難しい技術が必要となります。

従来の技術ではHDR(High Dynamic Range:ハイダイナミックレンジ)と呼ばれる技術をつかい、日陰の黒つぶれや日向の白飛びをできるだけ抑え、自然な映像を表現していました。

黒つぶれとは、撮影する際に光量が足りず映像が黒一色になる現象のことで、それに対して白飛びとは、光量が多すぎて、カメラが光の色を判別できず、白一色になる現象のことです。

 

そして今回のPro Display XDRでは、HDRのさらに上の技術であるXDR(Extreme Dynamic Range:エクストリームダイナミックレンジ)が採用されています。

ディスプレイがXDRになったことで、HDRでは表現できなかった明るさや色、コントラストを映し出せるようなりました。

輝度

Pro Display XDRの輝度は1,000ニトです。

「ニト」とは輝度を表す単位で、画面の明るさを示し、輝度が高いほど画面が明るく、見えやすくなります。

通常のディスプレイの輝度は約350ニト、液晶モニターやMacBook Proであれば500ニトほどの輝度をもっており、Pro Display XDRの輝度は業界最高レベルと呼ばれるほどの明るさを作ることができます。

コントラスト比

コントラスト比とは白色と黒色の明るさの比を表すもので、コントラスト比が大きいほど明るい色と暗い色の差をつけることができます。

画像では、コントラストをつけるほど表現にメリハリをつけることができ、クリエイティブな仕事をする上では欠かせないスペックでしょう。

標準PCのディスプレイのコントラスト比は数千:1、プロジェクターのコントラスト比は数万:1なのに対し、Pro Display XDRのコントラスト比は1,000,000:1と、異常なほどに高いです。

カラー

Pro Display XDRは、10ビットの色深度とP3の広色域を持っています。

色深度とは、表現可能な色の多さを表す定義で、「bpp」「ビット」という単位で表されます。

そして一般的なディスプレイの色深度は8ビットとされ、色深度が8ビットの場合の表示できる色数は1,677万色です。

それに対し色深度が10ビットの場合は、10億以上の色を表現することができ、8ビットと10ビットでは表現できる色の差は、かなり大きいでしょう。

 

色域とは、ディスプレイ上に表現できる色を図に示したときに、表現できる色の範囲のことです。

カメラやパソコン、印刷機など、それぞれの機器で表現できる色の範囲は違います。

そこで、それぞれの機器がどこまでの色を表現できるか可視化し図にしたものが、色域と呼ばれるものです。

色深度と色域は同じような意味合いでわかりにくいですが、「色深度」は表現できる数を表し、「色域」は表現できる範囲を示しています。

設置方法について

1、ディスプレイの設置場所を選ぶ

Pro Display XDRは、True Toneと呼ばれる最新テクノロジーが採用されています。

True Toneとは、ディスプレイやタッチバーの色と明るさを、周囲の光に合わせて画面を表示する機能のことです。

そしてTrue Toneの性能を生かすためにも、Pro Display XDRの設置場所は前面や背面に直接光が当たらない場所に設置する必要があります。

2、ProStandやVESAマウントアダプタを取り付ける

Pro Standの取り付け方

Pro Display XDRと専用スタンドであるPro Standはマグネットでの接続なので、簡単に取り付けることができます。

Pro Display XDRとPro Standの取り付け方は、以下の通りです。

  1. Pro Standの上にディスプレイを持ち上げ、ディスプレイの上部からゆっくりとPro Standの磁石に近づけます。出典:Apple
  2. Pro Display XDRをPro Standに近づくと、磁力でお互いがくっつき、ディスプレイが固定されます。
    出典:Apple

*ディスプレイから手を離す際は、ディスプレイがしっかり固定されているか確認してから手を離してください。

VESAマウントアダプタの取り付け方

出典:Apple

VESAマウントアダプタとは、Pro Display XDRをPro Stand以外のアームなどにディスプレイを取り付けるアダプタです。

VESAマウントアダプタの取り付け方は、以下の通りです。

  1. ディスプレイ画面に傷がつかないように柔らかい布を引く、その上に画面が下になるようにディスプレイを置く
  2. VESAマウントアダプタとディスプレイのはめ込み穴の位置が、合っているか確認

    出典:Apple
  3. アダプタをはめ込んだ後は、カチッと音がなるまで回転させる
    出典:Apple

  4. アダプタに付属しているキーを使い、アダプタをロックして固定

    *ロックが正しく閉まると、横向きになります
    出典:Apple

3、ディスプレイを接続する

出典:Apple

Pro Display XDRには、Thunderbolt 3 Pro ケーブル (2 m) が付属しています。

このケーブルを使い、ディスプレイの裏にあるThunderbolt 3の接続口とMacのThunderbolt 3の接続口を繋ぎ接続させます。

またPro Display XDRには電源ボタンがなく、Macに接続することで電源が自動に入る仕組みになっています。

お手入れ方法

Pro Display XDRは60万円する、高級なディスプレイです。

出来る限り、長く大切に使いたいですよね。

ここではPro Display XDRの、お手入れ方法を紹介します。

nano-textureガラスのお手入れ方法

Pro Display XDRには、ポリッシングクロスと呼ばれるディスプレイ専用の布巾が付属しています。

この布巾を乾いた状態で画面の埃や汚れを拭き取ります。

注意として布巾を使用する際は、水や清掃用の液体などを使用しないことです。

必ず乾いた状態で使用してください。

 

またAppleのwebページでは、「Pro Display XDRに付属しているポリッシングクロス以外は使用しない」ように警告しています。

もし付属しているポリッシングクロスをなくしてしまった場合には、Appleから交換用のポリッシングクロスを購入することを勧めています。

 標準的なガラスのお手入れ方法

標準的なガラスのディスプレイを清掃する場合は、付属されているポリッシングクロスか、マイクロファイバー製のクロスを使用します。

*マイクロファイバーとは、8マイクロメートル以下のナイロンやポリエステルを原料にした合成繊維のこと

また、さらにお手入れをする場合はディスプレイの電源を抜き、クロスを軽く湿らせた後、画面の汚れを拭き取っていきます。

注意事項として、アセトンが含まれている洗剤を使わないこと、そしてクリーナーを直接画面に吹き付けないことがあります。

*アセトンはマニキュアの除光液などに含まれています

 ディスプレイの側面やスタンドのお手入れ方法

ディスプレイの側面をお手入れする場合は、電源、PCへの接続ケーブル、その他外部装置を全て外し、柔らかい布を湿らせてから汚れを拭き取っていきます。

お手入れするときの注意点として、

  • 使用する布は糸くずがでないものを使用する
  • 開口部に湿気が入らないようにする
  • クリーナーや洗剤を使用しない
  • ディスプレイの背面を掃除するときは、エアダスターは使用しない

 

もしディスプレイ内部に埃が入った場合は、帯電防止ブラシが付いた掃除機を使い、ディスプレイから埃を取り出してください。

*帯電防止ブラシとは、静電気を起こさない、帯させないブラシのことで、精密機器の基盤を掃除するときに使用されるブラシのこと

まとめ

Pro Display XDRの情報をまとめると・・・

<Pro Display XDRとは>

  • 2019年12月に販売が開始されたAppleの純正ディスプレイ

<Pro Display XDRの価格>

  • 価格:標準ガラス:529,800円(税別)
  • Nano-textureガラス:599,800(税別)

<Pro Stand(専用スタンド)>

  • Pro Display XDRの専用スタンドは別売り
  • 価格:106,800円(税別)

<Pro Display XDRの性能>

  • 画面サイズ:32インチ
  • 仕上げ:標準ガラスとNano-textureガラスを選択可能
  • ディスプレイ:Retina6K
  • ピクセル数:6016×3384ピクセル(2,040万ピクセル)
  • 解像度:218ppi
  • XDR(Extreme Dynamic Range)
  • 輝度:1,000ニトの持続輝度
  • コントラスト比:1,000,000:1
  • カラー:P3広色域、10ビット深度

<設置方法について>

  • 設置場所:ディスプレイの前面・背面に直接光が当たらない場所
  • Pro Standとの取り付けについて:マグネット同士の接続なので簡単に取り付け・取り外しが出来る
  • VESAアダプタについて:アダプタを購入することで、Pro Stand以外のスタンドにディスプレイを取り付けることができる
  • ディスプレイとの接続:付属しているThunderbolt 3 Pro ケーブルで接続する。ディスプレイに電源はなく、Macに接続すると自動的に電源が入る仕組みになっている

<お手入れ方法>

  • nano-textureガラスのお手入れ方法:付属しているポリッシングクロスで画面を拭く。水や洗浄用の液体は使用しない
  • 標準的なガラスのお手入れ方法:付属しているポリッシングクロス、もしくはマイクロファイバー製のクロスを使って画面を拭く。
  • ディスプレイの側面やスタンドのお手入れ方法:電源、PCへの接続ケーブル、その他外部装置を全て外し、柔らかい布を湿らせてから汚れを拭く

<Pro Display XDRをオススメする人>

  • クリエイティブな作業をするプロ、もしくはそれ以上を目指す方

Pro Display XDRは、これ1つで50万円以上するかなり高額なディスプレイですが、Apple製品なだけあって、モンスター級のハイスペックだと感じます。

私もPro Display XDRを使って作業してみたいとつくづく思いました!