- iMac 21.5インチ:初心者向け、Macの中でも安価で必要最低限のスペックを持っている
- iMac 27インチ:初心者の方から中級者まで幅広い層に対応したiMac。オプションを追加することでiMac Proにも負けないスペックになる
- iMac Pro:プロ向けのMac。本格的な編集がしたい人にオススメ
- Mac Pro:Apple最高峰のMac。
AppleのデスクトップにはiMac、iMac Pro、そして2019年の12月から販売を開始したMAC Proの3種類があります。
どのMacも性能が良いことは間違いないのですが、いざ購入しようと思うと、どのMacを選べば良いのか悩んでしまいます。
今回はこれからデスクトップを購入する方に向けて、iMac、iMac Pro、MAC Proをそれぞれ紹介し、比較していこうと思います!
これからMacを購入するのを検討されている方は、参考にして下さい。
iMac、iMacPRO、MACPROを比較
![]() iMac 21.5インチ |
![]() iMac 27インチ |
![]() iMac Pro |
![]() MAC Pro |
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画面サイズ | 21.5インチ | 27インチ Retina 5K | 27インチ Retina 5K | ディスプレイは別売り |
プロセッサ | 2.3GHzデュアルコアIntel Core i5 | 3.0GHz 6コア Intel Core i5 | 3.2GHz Intel Xeon W(6コア) | 3.5GHz Intel Xeon W(8コア) |
メモリ | 8GB | 8GB | 32GB | 32GB |
ストレージ | 1TB(HDD) | 1TB(Fusion Drive) | 1TB(SSD) | 256GB(SSD) |
価格(税別) | 120,800円 | 198,800円 | 558,800円 | 599,800円 |
ターゲット | 初心者 | 初心者〜中級者 | 中級者〜上級者 | 上級者 |
目的 | 編集ツールを勉強する人、勉強しようと思っている人 | 画像編集
簡単な動画編集 図面作成 |
動画編集
3D図面 3Dアニメーション |
全ての作業ができる |
*出典:Apple
*これらの仕様・価格は、オプションを追加していない初期時の場合です。
*オプションにより仕様・価格は変動します。
iMac 21.5インチとiMac 27インチの違いは画面サイズだけでなく、スペックも全く違います。
そのため、別物のMacとして説明していきますね。
iMac ProやMAC Proは、iMacに比べてかなりのハイスペックなので、プロ専用のMacという印象があります。
Macはプロセッサやメモリなど、自分好みにオプションを追加できることで有名ですが、Macを選ぶ際に仕様についての知識がなければ、せっかくのカスタマイズも無意味なものになってしまうでしょう。
そのため、はじめにMacの仕様について説明していきます。
画面サイズ
出典:PIXTA
ディスプレイの画面サイズはインチで記載されることが多く、このインチの長さは画面の対角線の長さを表しています。
そしてiMacとiMac Proの画面サイズは以下の通りです。
- 21.5インチ:横47.6cm×縦47.6cm、対角線54,61cm
- 27インチ:横59.5cm×縦33.5cm、対角線68.58cm
*1インチ=2.54センチ
6畳の部屋に置く、最適なテレビサイズが24インチと言われているので、目の前で使用するiMacの画面サイズは、作業するのに適したサイズだと感じます。
またディスプレイの解像度を表す言葉として、「Retina(レティナ)」という言葉があります。
Retinaとは高解像度・高画素密度のディスプレイを指し、「Retina 4K」と記載してあれば、水平画素数が約4,000画素数を表示できることになります。
画素数とはデータ量を表す単位で、1K=1,000画素数です。
この画素数が多いほど綺麗に画像を表示することができるので、こだわった画像を表示したいのであれば、画素数の高いMacを選ぶ必要があります。
プロセッサ
プロセッサとはパソコン内部に設置されたパーツの一つで、CPUとも呼ばれています。
プロセッサの役割はデータを処理する機能で、コンピューター全体のデータを処理するパソコンの「頭脳」となる部品です。
CPUの性能を表現される言葉として「GHz」「コア」「スレッド数」「Intel Core 」というものがあります。
例)3.0GHz 6コア Intel Core i5
GHz(クロック数)
GHzとはプロセッサの処理速度や性能を表している数字で、この数字が高いほど性能が高いと思っていいでしょう。
コア
「コア」とは、データを処理する場所のことを指し、「2コア」と記載されていた場合、1つの作業を2つのコアで分担して行うという意味になります。
コア数が増えれば増えるほど、1つのデータを分担して処理できるので、データの処理速度が速くなっていきます。
スレッド
「スレッド数」とは、1つのコアが処理できる仕事量のことを指し、スレッド数が増えるほど、コアのデータ処理速度が速くなるということです。
Intel Core
Macのプロセッサは、「Intel Core i3 」「Intel Core i5 」「Intel Core i7 」などとよく記載されています。
これはインテル(Intel)社のプロセッサを使用していることを指し、Coreは性能を表しています。
Coreの目安
- Core i7:高性能で値段は高い
- Core i5:性能・価格ともに真ん中
- Core i3:必要最低限の性能なため、値段は安い
Macを事務処理やネットサーフィンとして使うのであれば、Core i3で十分です。
しかしMacを使って画像編集や動画編集などクリエイティブな作業をするのであれば、最低でもCore i5以上は欲しいでしょう。
プロセッサはパソコンの「頭脳」と呼ばれるほど重要なパーツなので、スペックの良し悪しでMacを選ぶのであれば、必ずチェックする項目の1つです。
メモリ
メモリとは一度に処理できるデータ量のことを指し、メモリの数字が大きいほど処理速度が速くなります。
メモリは 2GB、4GB、8GB、16GB、32GB、それ以上とあり、それぞれのメモリ数の基準は以下の通りです。
必要なメモリ数
- 2GB:事務処理な文章を作成したり、写真を保存する
- 4GB:画像編集、イラスト作成や図面を書く
- 8GB:簡単な動画編集や3D図面を書く
- 16GB〜:動画編集や3D図面など、複雑なデータを処理する
メモリが小さくても、動画編集や3D図面などの複雑なデータを処理することはできます。
しかしメモリ数が不足すると、データ処理が追いつかず動作が遅くなったり、画面が落ちたりすることがあるので、できる限りMacの作業に適したメモリを備える必要があります。
またメモリを上げると、それに伴い値段も一気に上がるので、自分の作業に適したメモリ数のMacを購入するのが、失敗しないパソコン選びに繋がるでしょう。
ストレージ
ストレージとは、パソコンのデータを保存できる容量のことを言います。
ストレージもメモリと同様に、容量が大きくて越したことはありませんが、外付けのストレージ装置もあるので、必要最低限の容量があれば問題ないでしょう。
ストレージには「HDD」と「SSD」の2種類があり、これまではHDDが主流だったのですが、最近ではSSDが備わったパソコンも増えてきています。
どちらもデータを保存するという機能は同じなのですが、特徴がそれぞれ違うので、HDD、SSDともに紹介していきましょう。
HDD
HDDは保存できるデータ量が多く、価格が安いことが特徴です。
しかし衝撃に弱いこと、消費電力が大きいデメリットがあります。
SSD
SSDの特徴は衝撃に強く、消費電力も少ない、またデータの保存速度が速いことが挙げられます。
その反面、保存できるデータ量が少ないことと、価格が高いデメリットがあります。
iMac 21.5インチについて
出典:Apple
iMacは21.5インチと27インチの2種類のサイズから選ぶごとができ、画面サイズの大きさにによって基本性能・価格が大きく変わります。
21.5インチのiMacは値段が安く、必要最低限のスペックを持っているので、初めてMacを購入しようと検討している方に適したMacと言えるでしょう。
仕様
- 画面サイズ:21.5インチ(横47.6cm×縦47.6cm、対角線54,61cm)
- プロセッサ:2.3GHzデュアルコアIntel Core i5
- メモリ:8GB
- ストレージ:1TB(HDD)
- 価格:120,800円(税別)
ディスプレイ
iMac 21.5インチのディスプレイは、「LEDバックライトディスプレイ」と「Retina 4Kディスプレイ」の2つから選ぶことができます。
Retina 4Kのディスプレイのほうが画面が断然キレイなのですが、事務処理や写真の保存、ネットサーフィンでしかパソコンを使わないのであれば、LEDバックライトディスプレイで十分iMacを活用することができます。
プロセッサ
iMac 21.5インチのプロセッサは2.3GHzデュアルコアIntel Core i5から、オプションで3.2GHz 6コアIntel Core i7まで変更することができます。
*デュアルコアとは2コアという意味
21.5インチのiMacは、パソコン初心者の方から画像編集やイラストを書いたりと、持ち主に合わせて幅広い性能を選ぶことができるのが特徴です。
メモリ
iMac 21.5インチのメモリは8GB〜と、Macで画像を編集したり図面を書いたりできるほどのメモリが備わっています。
動画編集や3D図面を設計するのであれば、最低でも16GBは欲しいところです。
逆にネットサーフィンや事務処理としてMacを使うのであれば、メモリを増設しなくても十分すぎるほとのメモリ数を持っていると言えるでしょう。
ストレージ
iMacのストレージは1TBのHDDか、オプションでSSDに変更することができます。
ストレージが1TBはかなり大容量なので、こだわりがない場合以外は、オプションで変更する必要はないでしょう。
サイズ
出典:Apple
本体サイズ
- 高さ:45.0cm
- 幅:52.8cm
- スタンドの奥行き:17.5cm
画面サイズ
- 21.5インチ:横47.6cm×縦47.6cm、対角線54,61cm
価格
iMac 21.5インチの価格は120,800円〜と、Apple商品のパソコンというカテゴリーの中でも安い方だと感じます。
そしてスペックが一番低いiMacでも、メモリが8GBでストレージが1TBを持っているなど、かなりハイスペックなので、MacBookを買うよりかはお得な印象があります。
Mac 21.5インチのメリット
- 値段の割にハイスペック
- オプションを追加することで、本格的にクリエイティブな作業をしたい人にも対応できる
21.5インチのiMacはパソコン初心者から中級者のまで幅広い層の人たちが、使いこなすことができる万能なMacだと言えるでしょう。
スペックの割に値段が安く、ノートパソコンやデスクトップにこだわりがないのであれば、パソコン初心の方が最初に購入するパソコンとして、iMac 21.5インチが最適だと感じます。
iMac 21.5インチのデメリット
- 事務処理やネットサーフィンとしてiMacを使うのであれば、オーバースペックになる
- 本格的に動画編集や3D図面を描く人にとっては、スペックに物足りなさがある
もしiMacを事務処理やネットサーフィンをするしか使わないのであれば、オーバースペックになってしまい、iMacの本来の力を発揮することはないでしょう。
iMacはあくまでも、クリエイティブな作業をする人に向けたパソコンです。
事務処理などしかしないのであれば、1万〜2万円で購入できるパソコンがあるので、10万もするiMacを買わずに、できるだけ安いパソコンを買ったほうがいいいと思います。
またiMac 21.5インチはスペックは良いと言っても、本格的にクリエイティブな作業をするプロの方には物足りなさを感じるでしょう。
iMac 21.5インチを購入すべき人
- これからクリエイティブな作業を覚える初心者の方
iMac 21.5インチに一番適した人は、これから学校や独学で画像編集や動画編集、3D図面を勉強する方々です。
事務処理やネットサーフィンでしかMacを使わないのであれば、iMacはオーバースペックになるでしょう。
また本格的にパソコンを使って作業をするプロの方にとっては、性能に少し物足りなさを感じます。
しかしクリエイティブな作業をするのに必要最低限のスペックを備えており、十数万円で購入できるiMacはお得で手が出しやすいMacなのは間違いありません。
本格的に作業をする前、初めてクリエイティブな作業をする方に打って付けのパソコンがiMac 21.5インチです。
iMac 27インチ
出典:Apple
27インチのiMacは、21.5インチのiMacよりも性能が上がっており、その分値段も高くなっています。
しかし27インチのiMacの性能は、画像編集や動画編集などクリエイティブな作業に対応できるスペックをもっているので、本格的に編集ツールを使ってMacで作業をしたいパソコン中級者に向いているMacと言えるでしょう。
仕様
- iMac 27インチ
- 画面サイズ:27インチ Retina 5K(横59.5cm×縦33.5cm、対角線68.58cm)
- プロセッサ:3.0GHz 6コア Intel Core i5
- メモリ:8GB
- ストレージ:1TB(Fusion Drive)
- 価格:19,800円(税別)
ディスプレイ
iMac 27インチはRetina 5Kのディスプレイで、21.5インチのiMacよりも断然キレイな映像を見ることができます。
プロセッサ
iMac 27インチのプロセッサは3.0GHz 6コア Intel Core i5です。
またプロセッサはカスタマイズで3.7GHzまで増やすことができるので、動画編集などの多量のデータを処理することが可能になっています。
27インチのiMacは21.5インチのiMacと違い、プロセッサの性能が高いです。
そのため本格的にMacをつかい、クリエイティブな作業をしようと思っている方に適したiMacと言えるでしょう。
メモリ
iMac 27インチのメモリは8GBから、16GB、32GB、64GBにオプションで変更することができます。
メモリは21.5インチのiMacと同様に、8GBで十分なメモリ数を持っています。
しかし動画編集などの多量のデータを処理する作業をするのであれば、16GB以上に変更した方がいいでしょう。
ストレージ
iMac 27インチのストレージは1TB(Fusion Drive)です。
Fusion Driveとは、HDDとSSDのハイブリットストレージのことを指し、HDDのメリットである大容量の保存ができること、そして頻繁に使用されるデータだけSSDのように高速で読み出すことができるストレージになっています。
全てのデータを高速で読み出すことができるSSDには劣りますが、HDDとSSDの中間的な位置にあるのがFusion Driveです。
サイズ
出典:Apple
本体サイズ
- 高さ:51.6cm
- 幅:65.0cm
- スタンドの奥行き:20.3cm
画面サイズ
- 27インチ:横59.5cm×縦33.5cm、対角線68.58cm
価格
iMac 27インチの価格は198,800円〜で、全てのオプションを追加すれば50万円以上にも上がります。
21.5インチのiMacより値段は一気に高くなる印象があるのがiMac 27インチでしょう。
iMac 27インチのメリット
- クリエイティブな作業をするのに適したスペックを持っている
27インチのiMacは、画像編集や動画編集などクリエイティブな作用をこれから勉強する人、またオプションを追加することで本格的に作業する人達まで、幅広い層に対応しているiMacだと感じます。
値段は21.5インチのiMacに比べて値段が高くなってしまいますが、それを補うほどの十分な性能を持っているでしょう。
iMac 27インチのデメリット
- パソコン初心者の方にはオーバースペックになる
- オプションを追加しすぎると、値段が結構高くなる
iMac 27インチはパソコン初心者の方には、明らかにオーバースペックで本来の力を発揮することは難しいでしょう。
そのため、Macを使ってクリエイティブな仕事をしない人には適さないパソコンだと感じます。
また性能を上げるためにオプションを追加していくと、値段が最高で50万円近くなるほど高くなります。
そうなった場合、これから紹介するMac ProやMac Proを購入した方が良い場合があるので、オプションを追加しすぎるのも考え所でしょう。
iMac 27インチを購入すべき人
- 本格的にクリエイティブな作業をすると決めた人
- 画像編集や動画編集などの編集ツールを使えるパソコン中級者
iMac 27インチを購入するのに適した方は、画像編集や動画編集、パソコンを使って図面を書いたりと、本格的にクリエイティブな作業をすると決意した人でしょう。
作業をするのに最低限のスペックから、プロが本気で作業するまで、iMacの性能には対応できる幅があります。
本格的にMacを使ってクリエイティブな仕事がしたい人に、iMac 27インチはオススメでしょう。
iMacProについて
出典:Apple
iMac ProはiMacに比べて、性能が断然に上がっています。
高性能すぎて一般の方がiMac Proを購入しても、本来のスペックを発揮することが難しいでしょう。
そのためiMac Proは動画編集や3Dの図面を書いたりと、本格的にクリエイティブな仕事をしているプロのためのMacだと言えます。
仕様
- 画面サイズ:27インチ Retina 5K(横47.6cm×縦47.6cm、対角線54,61cm)
- プロセッサ:3.2GHz Intel Xeon W(6コア)
- メモリ:32GB
- ストレージ:1TB(SSD)
- 価格:558,800円(税別)
ディスプレイ
iMac Proのディスプレイは27インチ Retina 5KとiMac 27インチと同じサイズです。
プロセッサ
iMac Proのプロセッサは8コアの3.2GHz Intel Xeon W(6コア)です。
Intel Xeon Wとは、iMacに搭載されているIntelの「Core i」などと同様に型番なの名前で、Core iよりも高性能のシリーズです。
一般向けのパソコンに使うことなく、業務用の作業に使うほどの高性能なので、Xeonが入っているiMac Proはそれだけ高性能なPCだと思っていいでしょう。
メモリ
iMac Proのメモリは32GBとかなり大きなメモリ数です。
メモリ数32GBとは、本格的な動画編集などの多量のデータを高速で処理することがで、プロが作業するのに必要なメモリ数と言えるでしょう。
さらにオプションでメモリ数を256GBまで上げることができるのです、どんなクリエイティブな作業にも対応できるメモリを持っています。
ストレージ
iMac Proのストレージは1TBのSSDです。
SSDのストレージを使用していることで、通常のiMacと同じ1TBのデータを保存できるとしても、データの読み書きするスピードが断然速くなっています。
またオプションで最大4TBまで使いすることができ、大容量のデータをiMac Proは保存することができます。
サイズ
出典:Apple
本体サイズ
- 高さ:51.6cm
- 幅:65.0cm
- スタンドの奥行き:20.3cm
画面サイズ
- 27インチ:横59.5cm×縦33.5cm、対角線68.58cm
iMac Proは27インチのiMacと同じサイズです。
価格
iMac Proの価格は558,800円〜と、通常のiMacと比べてかなり高額です。
そしてオプションを追加していくと、最高で150万以上するほど、一般人には手が出せない金額となります。
iMac Proは性能・値段ともに、クリエイティブの仕事をするプロ向けのMacと言えるでしょう。
iMacProのメリット
- 高性能
iMac Proのメリットは高性能。もうこれしかありません。
パソコンはスペックが最も重要です。
iMac Proはハイスペックすぎて、クリエイティブな作業は何でもできることでしょう。
iMacProのデメリット
- 値段が高い
- 高性能すぎて、使いこなせる人が限られている
iMac Proはハイスペックなだけあって、かなり高額です。
一般人の方が「パソコンが欲しい」という理由で買うには高すぎる値段だと感じます。
また高性能すぎるためiMac Proを使いこなせる人は、動画編集や3Dアニメーターとして働く人など限られてくるでしょう。
iMacを購入すべき人
- クリエイティブな仕事をするプロの人達
iMac Proはクリエイティブな仕事をする、プロの人たちに向けて開発されたMacです。
学生や趣味で作業をする人でも、オーバースペックとなるほどの高性能なので、iMac Proを使いこなせるのは実際に現場で働くプロ達になってしまうでしょう。
MACPRO
出典:Apple
MAC Proはディスプレイは付いてなく、パソコン本体だけのMacです。
そのためMAC Proを購入する場合は、ディスプレイも別で買う必要があります。
またMAC Proの性能はApple商品の中でも最高峰なので、プロが作業するためのMacと言えるでしょう。
仕様
- 画面サイズ:ディスプレイは別売り
- プロセッサ:3.5GHz Intel Xeon W(8コア)
- GPU:AMD Radeon Pro 580X
- メモリ:32GB
- ストレージ:256GB(SSD)
- 価格:599,800円(税別)
ディスプレイ
MAC Proにはディスプレイはありません。
そのためMAC Proを購入する場合は、ディスプレイを別で購入する必要があります。
プロセッサ
MAC Proのプロセッサは8コアの3.5GHz Intel Xeon W(8コア)と、これまでのMacの中でも最高クラスです。
またオプションで最大28コアまで増やすことができ、他のMacに比べてオプションを変更できる幅も一番でしょう。
メモリ
MAC Proのメモリは32GBから最大で1.5TBまでオプションで変更できるほど、モンスター級のPCです。
メモリ数が32GBですら十分なデータを処理できるのに、1.5TBまでメモリ数を上げた場合、一体どんなデータを処理できるのか全く想像もつきません。
ストレージ
MAC Proのストレージは256GB〜と、iMac Proよりも少ないです。
しかし最大で8TBまでストレージを変更可能なので、購入する人に合ったストレージを選ぶことができます。
サイズ
出典:Apple
本体サイズ
- 高さ:52.9cm
- 横:21.8cm
- 奥行き:45.0cm
MAC Proの大きさは、iMac Proや27インチのiMacと同じぐらいのサイズです。
しかしディスプレイはなく、ボックス型のMAC Proの存在感はiMac Proよりも遥かにあるでしょう。
価格
MAC Proの価格は599,800円〜、全てのオプションを最大まで追加した場合は500万円以上するなど、まさに各業界のプロが購入するMacだと感じます。
オプションを追加しなくても59万円なので、一般人にはまず手が出せないパソコンでしょう。
Mac Proのメリット
- Appleで一番の性能を持っている
MAC Proのメリットは、Appleの中で一番のスペックを持っていることです。
プロセッサやメモリなど、どのスペックを見ても最高峰のスペックを持っており、Appleが好きな方には夢のような商品だと感じます。
Mac Proのデメリット
- 値段が高い
- ディスプレイは別売り
- 使いこなせる人が限られている
MAC Proの欠点は値段が高すぎること、使いこなせる人が限られているが挙げられます。
プロをターゲットにしたMacなので、一般人には手が出せないパソコンであることは間違いないです。
また高性能すぎて、MAC Proのスペックを使いこなせる人は少ないでしょう。
MAC Proを購入すべき人
- クリエイティブの仕事をするプロの人達
MAC Proを購入すべき人は、クリエイティブな仕事をしているプロの人達でしょう。
一般人には到底使いこなせることができないほどのスペックを持っているMAC Proは、購入する人が限られるMacだと感じます。
iMac Proで十分すぎる性能をもっているのですが、それでもなおMAC Proを購入する方は、各業界の最先端を走る数少ない人達という印象です。
目的別のMacの選び方
Mac製品は性能が高いので、事務処理や写真や動画の保存、ネットサーフィンだけでしか使わないのであれば、オーバースペックすぎてもったいないです。
Macを購入するのであれば、パソコンを使って画像編集や動画編集などの「クリエイティブなことがやりたい」と思っている人に限られるでしょう。
編集ツールを勉強したい人
「クリエイティブな編集ツールを勉強したい人」であれば、iMac 21.5インチが適しています。
21インチのiMacは編集ツールを使うのに必要最低限のスペックをもっており、また値段が12万円〜購入できるので、学生の方でも手が出せるMacと言えるでしょう。
パソコンを使ってクリエイティブな編集をしてみたいと思っている方は、まずはiMac 21.5インチから試しに使ってみることをオススメします。
本格的に編集ツールを使いたい人
Macを使って「本格的に編集をしよう」と、決意した人はiMac 27インチがオススメです。
27インチのiMacは初期性能が高く、またオプションを追加することでより高性能にすることができ、初心者の方から本格的に作業をするプロの方まで、幅広い層に対応できるMacだと言えます。
画像編集や簡単な動画編集であれば、iMac 27インチで満足できるほどの編集ができ、こだわった編集をしたいのであれば、オプションでプロセッサやメモリを追加することで、より複雑な編集に対応することができます。
各業界のプロ
本格的どころか「世界の最先端のクオリティ」を求めるのであれば、iMac ProやMAC Proを購入したほうがいいでしょう。
これほどのスペックがあれば、編集ツールを使って不便に思うことは一切ないと思います。
まとめ
iMac、iMac Pro、MAC Proの違いをまとめると・・・
<iMac 21.5インチについて>
- 画面サイズ:21.5インチ(横47.6cm×縦47.6cm、対角線54,61cm)
- プロセッサ:2.3GHzデュアルコアIntel Core i5
- メモリ:8GB
- ストレージ:1TB(HDD)
- 価格:120,800円(税別)
- 値段が安く、必要最低限のスペックを持っている
- クリエイティブな編集ツールを勉強したい、初心者向けのMac
<iMac 27インチについて>
- iMac 27インチ
- 画面サイズ:27インチ Retina 5K(横59.5cm×縦33.5cm、対角線68.58cm)
- プロセッサ:3.0GHz 6コア Intel Core i5
- メモリ:8GB
- ストレージ:1TB(Fusion Drive)
- 価格:19,800円(税別)
- 初期性能は高く、オプションを追加することでiMac Proに負けないスペックになる
- 「本気で編集する」と決意した初心者から、本格的に編集しているプロまで、幅広い層に対応したMac
<iMac Proについて>
- 画面サイズ:27インチ Retina 5K(横47.6cm×縦47.6cm、対角線54,61cm)
- プロセッサ:3.2GHz Intel Xeon W(6コア)
- メモリ:32GB
- ストレージ:1TB(SSD)
- 価格:558,800円(税別)
- 高性能すぎて、編集ツールを使って不便に思うことはないスペックを持っている
- 各業界のプロをターゲットにしたMac
<MAC Proについて>
- 画面サイズ:ディスプレイは別売り
- プロセッサ:3.5GHz Intel Xeon W(8コア)
- GPU:AMD Radeon Pro 580X
- メモリ:32GB
- ストレージ:256GB(SSD)
- 価格:599,800円(税別)
- オーバースペックすぎて、使いこなせる人は限られる
- Apple製品の中で最高峰のMacで、最先端のクオリティを求めるプロ向けのMac
編集ツールを勉強する人、これから勉強しようと思っている人はiMac 21.5インチを、本格的に画像編集や動画編集をすることを決意している人はiMac 27インチを購入するのがオススメです。
そしてクリエイティブな編集技術が身についた後、iMac ProやMAC ProのハイスペックなMacへと買い換えていくのがよいと思います。