林檎舎ニュース

投稿日:2016/02/05

深海生物「珍渦虫」の正体判明:60年かけて明らかになった事実とは

深海生物「珍渦虫」の正体判明:60年かけて明らかになった事実とは

60年前に深海で発見されたという「珍渦虫(ちんうずむし)」の正体が明らかになったと話題に。珍渦虫は脳・目・生殖器もなく、発見当時は正体不明の生物と言われていましたが最近の研究で珍渦虫が進化の初期に位置する単純な生物だったことが判明。

さらに研究チームは12年前に太平洋でこの生物の4種類の新種を発見し、履き捨てた靴下のような姿をしていたことから「紫の靴下」というニックネームを付けた、という経緯があるようです。

【紫の靴下】60年前に発見された深海生物、正体が判明
進化の枝分かれの初期に位置する単純な生物であることがわかった。「珍渦虫(ちんうずむし)」と呼ばれ、脳も目も生殖器もないという。
【謎の生物「珍渦虫」正体判明】60年前に深海で見つかった謎の生物「珍渦虫(ちんうずむし)」の正体が判明。過去に筑波大などが卵からの成長過程を明らかに。
珍渦虫について、ネイチャーに論文は2報出ていて、1つは新種4種の記載。もう1つは分類について、珍渦虫が属する珍無腸動物門は、Nephrozoa(全ての左右相称動物)の姉妹群とするもの。
4種記載のニュース
 (CNN) 60年前に深海で見つかった紫色の靴下のような姿をした生物が、進化の初期段階の生物だったことが分かったとして、オーストラリアや米国の研究チームが科学誌ネイチャーに論文を発表した。生物の進化の過程について探る手がかりになるとしている。

 「珍渦虫(ちんうずむし)」と呼ばれるこの生物は、脳も目も生殖器もなく、1つだけある開口部から餌を取り込んで排泄(はいせつ)物を出す。スウェーデン沖で発見され、1949年に報告されていながら、正体についてはさまざまな説があった。当初は軟体動物と誤解され、複雑な生物が退化して単純な生物になったという説が有力視されていたという。

 しかし西オーストラリア博物館のネリダ・ウィルソン研究員らのチームが調べた結果、珍渦虫はもともと進化の枝分かれの初期に位置する単純な生物だったことが分かったという。

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