林檎舎ニュース

投稿日:2015/12/09

NHK子供番組「できるかな」の“ノッポさん”も気付けば81歳:ノッポさんから「あの頃小さかった人たちへ」というメッセージが届く

NHK子供番組「できるかな」の“ノッポさん”も気付けば81歳:ノッポさんから「あの頃小さかった人たちへ」というメッセージが届く

NHKの子供番組「できるかな(1970年~1990年)」に出演していたノッポさん(高見のっぽさん)が出演番組「できるかな」の最終回で初めて話をして番組終了となってから随分と日が経ちます。気付けばノッポさんが81歳になっていたのには驚きましたが、ノッポさんを見て育った世代の方にメッセージが届いています。

ノッポさんも番組出演している時には不安や葛藤があったというお話や、自分が子供の時は親からこう接せられていたという話が出ています。

あの頃小さかった人たちへ ノッポさんからメッセージ
あの頃小さかった人たちへ ノッポさんからメッセージ

NHKの子ども番組「できるかな」(1970~90年)でおなじみの高見のっぽさん(81)。「ノッポさん」として、30代から50代にかけて出演しました。充実した仕事の一方で、葛藤もあったそうです。ノッポさんを見て育った子育て世代へのメッセージは。

「工作や絵は苦手です。小さいときから」。4歳の頃、模型飛行機を作ろうと竹ひごを曲げていたがうまくできず、失敗した竹ひごが山積みになった。母親が「あんたみたいなぶきっちょな人は見たことないわ」と笑った。「この一言で、手先の器用さに対する希望を全て失ったんです」

だから「親は我が子の弱点をけなさず、優れた点だけほめて。母は一言多かった」と言う。一方、父親はどんな時も「たまたま運の悪い所にいるだけで、この子がダメなわけではない」と疑わなかった。「死ぬまで私を買いかぶっていました。おやじのそばにいると私は安心でしたよ」

■「失敗するのが怖くて」
芸人だった父親のカバン持ちを、高校生から始めた。映画で見たダンサーに憧れ、17歳ごろタップダンスを習い始める。テレビの仕事に足を踏み入れたが、番組が翌年も続くのか心配で「12月はいつも不幸せだった」。もうやめようとしたとき、「ノッポさん」の仕事が舞い込んだ。

「できるかな」で帽子姿のノッポさんは、セリフなしで相棒のゴン太くんに工作を作る。苦手な工作だが「一生懸命やるしかない」。紙にテープを貼っても、すぐはがれてしまうことも。だからこそ、できたときは本当に喜んだ。不得意な絵を描いていたのは「好きな音楽にのったから」。

人気者になり、ノッポさん以外の仕事を断り続けた時期もあった。「失敗するのが怖くて」。個人の自分には何があるのか。今後どうしよう。40歳を過ぎて、「今までの自分には何もないと認めよう」と、絵本や番組の台本など新たな分野の仕事に挑戦した。

「できるかな」が終了しても、この帽子をかぶると大人が歓声をあげる。「幼い頃に戻るんじゃないかな」

1934年、京都・太秦生まれ。「ノッポさん」として20年以上出演。セリフが一切なかったが、自らの提案で最終回だけ話した。2005年、NHKみんなのうた「グラスホッパー物語」で歌手デビュー。俳優、作家などとしても活動中

【参照】朝日新聞デジタルから一部抜粋

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