林檎舎ニュース

投稿日:2016/09/06

日本一の旅館「加賀屋」で食中毒発生、夕食を食べた10人が入院し7人の便から腸炎ビブリオが検出される

日本一の旅館「加賀屋」で食中毒発生、夕食を食べた10人が入院し7人の便から腸炎ビブリオが検出される

日本一の旅館として有名な石川県七尾市和倉温泉の老舗旅館「加賀屋」で食中毒が発生し、20代から80代の15人が腹痛や下痢などの食中毒症状を訴え、このうち10人が入院したと発表しました。更に、食中毒症状を訴えた人のうち7人の便から「腸炎ビブリオ」が検出されたと明らかにした。

10人が入院したものの、全員の症状は回復傾向にある。県は食中毒と断定し、6~8日の3日間、本館の主厨房を使用停止処分とした。

県薬事衛生課によると、症状を訴えた15人は今月2日の夕食で和牛ほお葉焼きやウニ・アマエビ・カンパチなどの刺し身料理などを食べた後、腹痛や嘔吐の症状を訴えている。これらの食事以外に共通の飲食物がないことから、加賀屋が提供した2日の夕食による食中毒と断定したもの。原因食品は特定されていないが、腸炎ビブリオはふだん海中に生息するため、魚介類が原因とみて調べている。

加賀屋は「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で36年連続総合1位に選ばれている、名実ともに日本一の温泉旅館。加賀屋の小田与之彦社長は「深く反省し、管理体制の再徹底をはかる」「食の安心・安全の確保と信頼回復に努めます」というコメントを出した。営業停止中は主厨房以外の厨房で調理を続けるため、営業や食事の提供には支障はないという。

和倉温泉の加賀屋は「痕(きずあと)」というビジュアルノベルシリーズのゲーム中にも登場し、聖地巡りをしたことのある人にとっては有名な場所のようです。

7人の便から腸炎ビブリオが検出…腸炎ビブリオとは?

腸炎ビブリオ(ちょうえんビブリオ)とは、ビブリオ属に属する好塩性のグラム陰性桿菌の一種。学名はVibrio parahaemolyticus(ビブリオ・パラヘモリティカス)。主に海水中に生息する細菌であり、本菌で汚染された魚介類を生食することで、ヒトに感染して腸炎ビブリオ食中毒を発症させる。

症状
腸炎ビブリオ食中毒は、6-12時間の潜伏期の後に、激しい腹痛を伴う下痢(便に精液臭あり。ときに血便を伴う。)を主症状として発症し、嘔吐、発熱(高熱ではない)を伴うことがある。2-3日で回復し、一般に予後は良好であるが、高齢者など免疫の低下した患者では、まれに毒素による心臓毒性によって死亡する例もある。感染部位は小腸であり、上腹部痛を訴えることが多い。食中毒以外に、傷口からの感染(創傷感染)や、それに伴う敗血症を起こした例もまれに報告される。

治療と予防
通常は抗生物質を使用しなくても数日で回復する。ただし第一選択薬としてニューキノロン系、ホスホマイシン系を、副次的選択としてテトラサイクリン、カナマイシンなどの本菌に有効な抗菌薬剤による化学療法が行われることもある。一方、止瀉薬(下痢止め)の使用は菌の排出を遅らせることがあるため用いないことが多い。脱水症や循環器症状には十分な注意を払うことが必要であり、必要に応じて適切な対症療法も行う。
予防には、本菌による食物の汚染を防ぎ、汚染された食物を摂取しないことがもっとも重要である。増殖が早い菌であるため、特に夏期には生の魚介類を常温で放置しないことが重要である。低温に弱い菌であるため、冷蔵保存することが感染防御の上で重要である。また、真水や高温などに弱い菌であるため、生魚を真水でよく洗浄することや、十分に加熱調理することでも感染を予防することが出来る.

老舗「加賀屋」で15人食中毒…ツイッターの反応


食中毒事件のあった現場周辺の地図

食中毒が発生した加賀屋の所在地は石川県七尾市和倉町ヨ部ヨ80番地です。

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