林檎舎ニュース

投稿日:2016/08/05(最終更新:2016/08/10)

奈良県十津川村長殿の山中に朝日航洋のヘリコプターから800キロの鉄板落ちる、国土交通省は「重大インシデント」に認定

奈良県十津川村長殿の山中に朝日航洋のヘリコプターから800キロの鉄板落ちる、国土交通省は「重大インシデント」に認定

8月5日午前10時25分頃、奈良県十津川村長殿付近の山中で、関西電力の鉄塔建設に使うため資材を運搬していた朝日航洋のヘリコプターから、重さ約800キロの鉄板が落下する事故が発生した。

関西電力によると、鉄板は縦およそ1.5メートル、横およそ3メートル、重さはおよそ800キロあり、鉄塔を組み立てる際にクレーンの下に敷いて安定させるために使う目的で運搬していたという。

県警五條署によると、落下した近くに住宅などはなく、現在までにけが人の情報や建物が壊れたという情報は入っていない。鉄板はヘリコプターからワイヤーでつり下げ、五條市内のヘリポートから十津川村の工事現場に運ぶ途中だったということで、警察などが落下の原因を調べています。

関西電力の工事では、去年10月にも福井県高浜町でヘリコプターから資材を入れた木箱が落下したほか、今年3月にも、福井県美浜町の鉄塔建設工事の際にも約800キロの資材を落下させている。国土交通省は事故につながる恐れのある「重大インシデント」に認定し、運輸安全委員会は航空事故調査官2人を現地に派遣したと発表した。

ヘリコプターを所有している朝日航洋は、自社のホームページに謝罪文を掲載している。

奈良県十津川村の山林に鉄板落下
奈良県十津川村の山林に鉄板落下・落ちた鉄板
奈良県十津川村の山林に鉄板落下・朝日航洋の同型ヘリ
奈良県十津川村の山林に鉄板落下・国道交通省職員を派遣

朝日航洋が謝罪文を掲載

[お詫び]当社のヘリコプター運航に関わる重大インシデントの発生について

本日8月5日午前10時23分頃、当社が運航しますアエロスパシアル式AS332L-1型機(JA9678号機)が、
奈良県吉野郡十津川村付近で送電線工事の為の物資輸送飛行中、
吊り荷(鉄板1枚 重さ約800kg)を山中に落下させる事象が発生しました。
本件は、国土交通省航空局により、航空法第76条の2に規定する「重大インシデント」に該当すると認定されました。

けが人や設備の損壊等については、現在調査中です。
本件により、ご関係の皆様には、多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしてしまい、
誠に申し訳ありませんでした。

今後、国土交通省運輸安全委員会による調査が開始され、
本件の原因につきましては、同委員会の調査結果を待つことになりますが、
当社内におきましても調査を進め、早急に再発防止を図るとともに、
より一層の安全運航に努めてまいります。

朝日航洋株式会社:お知らせ


国土交通省が重大インシデントに認定「重大インシデント」とは?

飛行機と鉄道の、事故には至らないものの深刻に危険だった事件のことを指す。

航空法第76条の2では、航行中に他の航空機との衝突・接触の恐れがあった場合と、「事故が発生するおそれがあると認められる国土交通省令で定める事態が発生したと認めたとき」(同法)は機長が国土交通大臣に報告することが義務付けられている。この報告義務が発生する事態を重大インシデントという。

これに該当する事態は、航空法施行規則第166条の4により定められている。

800キロの鉄板が落下した奈良県十津川村長殿周辺の地図

鉄板が落下した場所は山中で住宅などはなく、現在までにけが人や建物が壊れたという被害は報告されていません。

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