最近、映画界で大きな話題となっているインド映画の『RRR』。
その迫力あるシーンや独特のストーリー展開で、多くの人々を魅了しています。
しかし、一方で「RRR 面白くない」という声もチラホラ。
果たして、『RRR』は本当に面白くないのでしょうか?
それとも、そう感じる人々には何か特定の理由があるのでしょうか。
この記事では、映画『RRR』の魅力や評価、そして賛否両論の理由を徹底的に解説していきます。
映画を鑑賞する際、一人一人の感じ方や評価は異なります。
しかし、その背景には必ず何らかの理由が存在するはずです。
この記事を読んで、『RRR』に対する様々な意見や評価の背景を理解し、今後の映画鑑賞の参考にしていただければ幸いです!
RRRが面白くないと言われる低評価の理由は?
映画『RRR』は、その壮大なスケールと独特のストーリー展開で多くの話題を呼んでいます。
しかし、全ての観客が高評価をしているわけではありません。
一部の観客からは、低評価の声も上がっていることは事実です。
それでは、具体的にどのような点が低評価=「面白くない」の理由として挙げられているのでしょうか?
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僕は面白かったけど、確かにどれも当てはまると思うなぁ〜。
①大人向けとしてはやりすぎ&愛国エンタメっぷりが楽しめなかった
映画『RRR』は、その内容が非常に大人向けであるとの意見が多く見受けられます。
特に、愛国的なエンタメ要素が強調されている点について、一部の観客からは「やりすぎ」との声が上がりました。
愛国的な要素は、映画の背景や文化に深く根ざしている部分もあるため、理解するのが難しいこともあるかと思います。
「RRR」は、イギリス領インド帝国に立ち向かった実在する独立運動の指導者、コムラム・ビームとアッルーリ・シータラーマ・ラージュを主人公にした一大叙事詩。
アクションやダンスに注目しがちですが、歴史的背景を理解しておくとまた違った見方ができるかもしれませんね。
映画のエンディングに出てくるインドの偉人たちには「???」って感じだった(汗)
②残虐シーンが多く苦痛だった
また、映画内での残虐なシーンが多いとの意見も散見されます。
これには、バイオレンスを好む観客と、そうでない観客とのギャップが影響している可能性が考えられます。
バイオレンスとは、過度な暴力や残虐性を指す言葉で、映画の中でこれが強調されることで、一部の観客は過度に感じることがあるのです。
「RRR」には実際に鞭打ちや拷問シーンなどがありました。痛々しい演出が苦手な人には苦痛に感じるかもしれません。
③「90分を2回に分けてみたい」という途中離脱の声
映画の長さに関しても、一部の観客からは「途中で離脱したくなった」という声が聞かれます。
特に、映画が長時間にわたる場合、途中での休憩や分割が求められることもあるようです。
ですが、通常インド映画は3時間越えの作品が多く、実際に前半と後半の間に「インターバル」という休憩時間が設けられています。
通常90分〜120分の映画作品になれている人(日本人)には、面白いと言っても3時間越えは少々堪えるかもしれません。
面白かったから良かったけど、つまらない映画の3時間越えは苦痛でしかない…。
私も「RRR」を配信で見たのですが、ちょうど中盤くらいに「インターバル」と書かれた場面が一瞬登場しました。(配信なのでその後はそのまま続行)
④「つじつま合わない」「怪我してすぐ復活?」との疑問点
物語性やストーリーの整合性に関しても、疑問を持つ観客がいます。
例えば、キャラクターが重傷を負ったにも関わらず、すぐに復活するシーンなどが挙げられます。
このような点は、映画の世界観を理解する上での障壁となることもあるでしょう。
RRRが面白くないは嘘!高評価の理由は?
映画『RRR』は、その独特の魅力で多くの観客から高評価を受けています。
一部の観客からは低評価の声も上がっている一方で、多くの人々がこの映画の魅力に取り憑かれています。
では、具体的にどのような点が高評価の理由として挙げられているのでしょうか。
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①「最初から最後まで見逃せない」との声
映画『RRR』は、その緻密なストーリー展開と迫力あるシーンで、観客を引き込む力があります。
多くの観客が「最初から最後まで目を離せなかった」と語っており、その没入感は他の映画とは一線を画しています。
②「インド映画の本気」や「アニメを実写化したみたい」との評価
『RRR』は、インド映画の中でも特に高いクオリティを持っています。
そのため、「インド映画の本気」という言葉で評価されることも。
また、そのビジュアルやキャラクターの動きは、まるでアニメを実写化したかのような迫力を持っており、これが新しい視点からの評価を生んでいます。
日本の漫画・アニメ実写化映画は見習って欲しいのだが…。
③「ダンスシーンが熱くなる」や「観てるだけで汗かいた」との感想
インド映画特有のダンスシーンも、『RRR』の大きな魅力の一つです。
そのダイナミックな動きや情熱的な音楽に、観客は熱くなること間違いなし。
実際に「観てるだけで汗が出る」という声も多く、そのエネルギーを直接感じることができます。
今や誰もが知っているダンス楽曲「ナートゥ・ナートゥ」は、2023年の第95回アカデミー賞で歌曲賞を受賞しました。
「ナートゥ・ナートゥ」は「RRR」一番?の盛り上がりどころ!
楽曲に合わせて実際踊ってみるけど、良いカロリー消費になるわよ!汗をかくのは本当です。
④「少年漫画好きならおすすめ」との推薦
映画のストーリー展開やキャラクターの成長は、まるで少年漫画のよう。
そのため、少年漫画を愛する人々からも高い評価を受けています。
アクションや冒険、友情や挑戦、これらの要素が詰まった『RRR』は、少年漫画のファンにはたまらない作品となっています。
ダブル主人公でそれぞれが火と水の属性っていうことでもう激アツすぎる!バディもの、ブロマンスが好きな人には超絶おすすめです。
RRRは子供には面白くない?
映画『RRR』は、その壮大なスケールと迫力あるシーンで大人からの評価が高い一方、子供にはどれほど適しているのでしょうか?
映画の内容や描写には、子供にとって見るべきかどうかを検討する上で注意すべき点も含まれています。
ここでは、子供が映画を鑑賞する際のポイントや、親目線での評価を詳しく解説していきます。
グロさや残虐シーンの有無
映画『RRR』には、一部グロテスクや残虐なシーンが含まれています。
特に、戦闘シーンやアクションの中には、子供にとっては恐怖を感じる可能性のあるシーンも散見されます。
そのため、小さな子供を連れての鑑賞の際には、事前に内容を確認し、子供の心の準備や対応を考慮することが大切です。
親目線での評価と推奨年齢
親として映画『RRR』を評価する際、その内容やメッセージ、描写の強さなどを考慮することが必要です。
一般的に、この映画は中学生以上の年齢層に向いていると言えるでしょう。
しかし、子供の成熟度や過去の映画鑑賞経験によっては、それよりも若い年齢での鑑賞も考えられます。
最終的には、親が子供の性格や感受性を考慮し、適切な年齢を判断することが大切です。
日本における年齢設定は「G」なので特に制限はありませんが、長いこととストーリーを理解できるかどうかを考えて一緒に見ると良いと思います。
RRRは面白くない?SNSでの評価・感想まとめ
それでは実際に「RRR」は世間からどう評価されているのか、SNSでの「面白くない」「面白い」の反応を調べてみました。
SNSでの評価・感想:面白くない派
本当に驚いたのですが、「RRR 面白くない」「RRR つまらない」と検索しても、
- つまらない場面がない
- 面白くない瞬間がない
- 長いけど面白い
という、ネガティブからポジティブへ持っていく感想が多く見られました。
見た人ほとんどを虜にするってこと!?検索してて本当にすごいなと思いました。
SNSでの評価・感想:面白い派
SNSには配信や、まだ上映中の映画館で「遅ればせながら…」と言いつつ鑑賞する人が続出!
2022年10月に公開された作品なのに、「まだ見たい!」「もう1回見たい」というリピーターが多いことも「RRR」の特徴です。
さらに「RRR」を1度見た人が他の人におすすめする、数珠繋ぎのような現象も引き続き起こっているので、まだまだブームは去りそうにない…!?
SNSでは割と肯定的な意見が多い印象でした。
RRRは面白くない?実際に映画を見た私の評価
ではでは、最後に記事を書いている私の「RRR」の評価と感想をご紹介します!
結論から言うと、「RRR」は面白い!というか、私には合っている作品でした。
最初から最後までクライマックス!
まず、私の中の「RRR」の評価は完璧そのもので、観終わった後に良い意味で”ぐうの音も出ない”作品はここ最近では初めてでした。
観た人全員がそういうように「最初から最後までがクライマックス」で、見どころしかありません。
正直「ナートゥだけだろう」と思って今作を見ると痛い目を見ます。
ナートゥだけかと思ったらそうではないのです。
W主人公であるラーマとビームの人柄とそれぞれ背負う指名に対する決意、そして芽生えてはいけない友情にハラハラ。
中盤以降はやはりしんどかったですが、肩車脱獄からのラーマ覚醒は息を呑むものがありました。
大英帝国植民地時代のインドを舞台にしているのでイギリスからの評価が気になります。
しかしながら、エンディングのダンスシーンまでインド映画”らしさ”に溢れる圧巻の作品でした。
日本の漫画実写化映画は見習うべき
「RRR」の制作にはそれはもう相当な金額が費やされていることで、そもそも予算や市場が違うことはわかっているのですが、日本映画が参考にすべき点も多くあります。
「RRR」はカメラワークや役者の目線、観客が今何を見たいかが全て計算されているように感じました。
また、アクションやCG演出にも漫画的要素が多く見られます。
特に邦画で漫画・アニメの実写映画化をする際は、少しでも良いので「RRR」のホスピタリティを見習って欲しいなぁと思いました。
見ていて完璧すぎる!というシーンがいくつもあったよ!
スローモーション&一時停止して何度も見直したいシーンがたくさん!漫画より漫画でした。
RRRの作品情報
タイトル | RRR |
監督 | S・S・ラージャマウリ |
脚本 | S・S・ラージャマウリ |
製作 | D・V・V・ダナイヤー |
出演 | N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア ラーム・チャラン アジャイ・デーヴガン アーリヤー・バット シュリヤ・サラン サムドラカニ |
音楽 | M・M・キーラヴァーニ |
配給 | KVNプロダクション ツイン |
公開日 | 2022年10月21日 |
RRRは面白くない?最終的な評価とおすすめの視聴方法:まとめ
- 面白くないという意見にはインド映画への耐性や文化の理解の問題も
- 年齢制限はないが、暴力的なシーンもあるので子供と一緒に見る場合は注意
- SNSではほとんど否定的な意見がない!ブームはまだまだ続きそう
結論として、映画『RRR』はその独自の世界観と迫力で、多くの人々を引き込む力を持っています。
一部の低評価の声もあるものの、それは映画の多様性や観客の多様性を示すものであり、一概に「面白くない」と断じることはできません。
むしろ、その賛否両論が映画の魅力や深さを物語っているとも言えるでしょう。
最後に、映画は主観的なもの。『RRR』に対する評価も、それぞれの感じ方や価値観によるものです。
一度、自分自身でその魅力を確かめてみることをおすすめします。
一度、自分自身ナートゥと踊ってみることもおすすめします。
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